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概要

きらり 2015年8月号 No.173

美地域味で育しんだい。伝「統ご‘を特当産品地にブランド」ください。出金時イモ」を、ご家庭でもぜひお試しえるなどさまざまに楽しまれている「坂り、きんぴらにしたり、ホットケーキに加す。地元では味噌汁やカレーに入れたモ々がちょっとしたブームになっていま富なカンショの人気が上昇し、。焼きイ最近は、健康志向から食物繊維が豊だとか。モとはまた違う独特の甘味が楽しめるの貯蔵するとデンプンが糖化するため、新イ楽しむことができるそうです。そして、た、貯蔵したものとはひと味違う香りをますが、木下さんによれば。新イモ々もまです。新ジャガや新タマネギはよく聞き月から8月に収穫するという。早掘り々金時ニンジンが控えているため、フ金時イモのもう一つの特色が、後作に地々ができあがったのです。診ほどまでに拡大。今のような強い。産全体で7診ほどだった砂地の耕作地は60らの転作を図る農家は着実に増え、地区のキレイな紅色と食味のよさに、水田か(笑)」と振り返リます。完成した金時イモを入れた父は、祖父に怒られていましたが作も盛んに行ったのです。最初に水田に砂田跡地の利用だけでなく、水田からの転木下さん。さらに、「面積に限りのある塩「坂出金時イモ」は、坂出市の認定制度“さかいでブランド"の認定を受け、市内の企業などによる加工品もいろいろ開発され、一部は当亅Aの「はまかいどう松山産直店」でも取り扱っています。同店では生の金時イモはもちろん、9月下旬~4月には店頭で焼きイモも販売します7 kilari '15.8集荷場でJA職員の検品を受けてから各地へ出荷。新物としては7月から9月、貯蔵物は10月から2月ころまで販売されます。販売先は関東方面が主ですが、近年は関西や中国四国地区でのシェアも伸ばしていますほ場がサラサラの砂地なので、掘り上げたばかりでもこんなに鮮やかな紅色!「“新イモ"の香りはまた格別ですよ」と、掘り上げたばかりの金時イモを手にする木下さん。20前から有機・減農薬栽培にこだわっています。金時ニンジンと、同じく砂地に向くダイコンを組み合わせだ年3作"で収益を向上させ、農園の規模を拡大してきましたも有数の農業振興を果た立した同地区は、県内で品目々で経営モデルを確時ニンジンという。ご当地培に適した金時イモと金このように、砂地での栽ブランド化されています。年に。坂出三金時々としてカン(小原紅早生)とともまずトラクターで畝を掘り起こし、その後、人の手でイモを集めていきます。収穫後は洗ってコンテナで乾燥させ、大きさや形別に箱詰めにしてJAの集荷場へ徴。金時ニンジン、金時ミ呼ばれ、甘みの強さとホクホクの食感が特和47、8年ころだったと記憶しています」と紅色が鮮やかなことから「金時イモ」と在のような紅いカンショが確立したのは昭ここで栽培されるカンショは、表皮の伝いました。試験栽培は4、5年かかり、現ンが栽培されています。や父親たちが系統選抜に取り組むのを手ショ(サツマイモ)、秋から冬には金時ニンジ「当時、私は大学生でしたが、農協の職員れ変わりました。そこで、春から夏にはカンさんのお父さんだったのだそうです。を豊富に含んだ広大な砂地の耕地に生まの「金時イモ」、それを成し遂げたのが木下田は姿を消し、その跡地は海水のミネラル系統選抜し、品種改良を重ねたものが今和40年代、国の製塩政策の変化などから塩「高系14号」という品種のカンショを←亠がる国内有数の塩の産地でした。昭は、この地域で昔から作られていた[`一以出市の海岸地帯は、かつて塩田が広た木下農園の木下博文さんです。ちます。そのパイオニアの一人が、今回訪ねし、規模拡大や法人化、若者の参入も目立受賞木下博文さん(63歳)JA香川県坂出園芸センター蔬菜統合部会県内有数の豊かな農業地帯へと発展土地の特性を生かした特色ある品目を育成し6