ブックタイトルきらり　2015年3月号 No.168

概要

きらり　2015年3月号 No.168

最終回242013年4月から連載された「さぬきのふるさと料理」も今回をもって終了いたします。「とても懐かしく、味もよかったですよ」とほっとめーるのコーナーや産直で会った方々、多くの知人友人から励ましやお礼の言葉をいただき感謝しています。誌面の都合上、十分伝えきれなかった内容もあったかと思いますが、私なりに努力いたしました。今後は、連載したレシピを活用して、ふるさと料理を次世代へと大切に伝承してほしいと心から念じています。十川時子たくあんのきんぴら昔の家庭では、冬になるとタルでたくさんのたくあんを漬けていました。「たくあんのきんぴら」は、春から夏になると酸っぱくなり味が変わり食べ切れなかった古漬たくあんを利用した料理です。素朴な味の常備食として、今もよく作られている家庭の味です。【作り方】?古漬たくあんは2～3mmくらいの薄い輪切みりんを加えて弱火でコトコトと汁気が無りにし、一昼夜水に浸け時々水を替えなくなるまで煮る。がら、においと塩気を除いておく。?赤唐辛子は、種を取り、細い輪切りにして??をざるに打ち上げて、水気を切る。鍋に?に加える。油を入れて熱し、軽く炒め、しょうゆ、酒、[一口メモ]ショウガのせん切りを加えたり、煎った白ゴマを振りかけてもおいしく、仕上げにゴマ油を少々入れると香りがよくなります。【材料】（4人分）古漬たくあん・・・・・・・・・・・・・・・・400gサラダ油・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2酒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1赤唐辛子（小）・・・・・・・・・・・・・・・・・1本特有の香りと歯ざわりで食欲をそそるセロリー。香川県内では観音寺市を中心に栽培されていますセロリーのハムはさみ揚げ【材料】（４人分）セロリー…2本ハム（薄切り）…6枚揚げ油…適量小麦粉…適量衣パン粉…適量卵…1個最終回【作り方】?セロリーは小枝や葉を切り取って、筋を取っておく。??を3～4cm長さに切って、半分に切ったハムを巻いてはさみ込む。??に小麦粉、溶き卵、パン粉を順番につけ180℃に熱した油で、きつね色に揚げる。??を斜めに切って、器に盛りつける。【材料】（４人分）[一口メモ]・セロリーは、炒め物、焼きびたし、きんぴらなどでもおいしくいただけます。・カロテンを多く含んでおり、独特の香りは肉の臭みを消すのに役立ちます。中華風セロリーの葉サラダ「セロリーのハムはさみ揚げ」で切り取った葉・小枝を使います。【作り方】セロリーの葉・小枝…適量塩…少々酢…大さじ１?セロリーの葉や小枝を、塩を入れた熱合わせしょうゆ…大さじ1/2湯でさっとゆでて冷水に取り、2～3cm調味料砂糖…大さじ1/2ごま油…少々長さに切る。?合わせ調味料で?をあえ、器に盛る。料理・監修：十川時子（香川県立農業大学校非常勤講師）18