ブックタイトルDISCLOSURE 2019
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DISCLOSURE 2019
経営理念経営理念1JA香川県は、農業振興を通じて、「食」と「農」と「緑」を守り、かけがえのない自然を次世代に引き継ぎます。1JA香川県は、地域のみなさまと共に生き、地域のみなさまとの共感の中で、心ふれあう地域づくりに取り組みます。1JA香川県は、高い倫理観と責任感を持ち、地域社会に貢献できる事業と組織づくりに取り組みます。◆経営理念設定の趣旨戦後の高度経済成長以来、わが国は大量生産・大量消費とともに大量廃棄を繰り返し、経済合理性至上主義の価値観で邁進してまいりました。その結果、経済的には便利で豊かになったものの、他方で、都市の過密問題と農村の過疎問題を派生させ、そのことが社会、環境、教育、農業、農村などさまざまな分野に歪みをもたらし、わが国の将来に暗い翳を落としています。その上、人間社会に元来、必要であった家族関係や長年培われてきた伝統・文化といった精神的充足感が軽視される風潮が広がっています。しかし、近年、こうした社会現象から『共生』の概念が生まれています。生産者と消費者、都市と農村などさまざまな立場や組織の人々が、立場を超え、世代を超えて尊重し合い、助け合うという相互扶助の精神でこの時代を生き抜く知恵こそが『共生』の理念であり、それは、とりもなおさず、私たちの協同組合運動の基本理念とも符合しております。そもそも、JAは組合員や地域のみなさまの日常の『くらし』そのものを事業とした組織体であり、その基本理念は、みなさまの営農と生活の向上を図り、その活動を通じて地域社会に貢献することにあります。JAを取り巻く環境は日増しに厳しくなっていますが、この厳しい時こそ、組合員や地域のみなさまの日常生活におけるあらゆる場面において真にかけがえのない組織として信頼され、的確な助言と支援のできるJAでありたいと願っております。そのため、JA事業を通じて農業の多面的機能や農村の持つアメニティ(居住性)の発揮に努め、「ゆとり」と「やすらぎ」と「いやし」を創造し、心ゆたかな地域づくりに積極的にかかわっていきたいと考えています。さらに、協同組合運動に共鳴した組合員ならびに地域住民参加のもと、地域農業を守ることこそが食料生産や環境保全などわが国の社会経済全体にとって有益であるものと確信しています。2 DISCLOSURE 2019