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概要

disclosure2015

●信用リスク削減手法に関する事項●信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージャーのリスク・ウェイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウェイトを適用するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めており、信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用しています。適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手または取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行っています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウェイトが適用される国・地方公共団体、政府関係機関、金融機関及びこれら以外の主体で長期格付がA-またはA3以上の格付を付与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウェイトに代えて、保証人のリスク・ウェイトを適用しています。貸出金と自組合貯金の相殺については,1取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を有していること、2同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点においても特定することができること、3自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されていること、4貸出金と自組合貯金の相殺後の額が監視及び管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としています。当JA(単体ベース)の概要●信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額(単位:百万円)平成25年度平成26年度区分適格金融資産担保保証適格金融資産担保保証地方三公社向け─444─331法人等向け137─36─中小企業等向け及び個人向け5994154213不動産取得等事業向け──5─三月以上延滞等8─6─上記以外60─142─合計805486732345(注)1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含みます)のことをいい、主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。2.「三月以上延滞等」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している債務者にかかるエクスポージャーのことです。3.「上記以外」には、現金・取立未済手形・その他の資産(固定資産等)等が含まれます。●出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項●出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要「出資その他これに類するエクスポージャー」とは貸借対照表上の外部出資勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを1子会社及び関連会社株式、2その他有価証券(系統及び系統外出資)に区分して管理しています。子会社及び関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事業のより効率的な運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期の決算書類の分析のほか、定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めています。その他有価証券のうち系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についてもこれに準じた対応を行っています。なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等について、子会社及び関連会社については、取得原価を記載し毀損の状況に応じて必要な引当を行っています。その他有価証券(系統及び系統外出資)については、時価のあるものは時価評価を行った上で取得原価との評価差額を「その他有価証券評価差額金」として純資産の部に計上し、時価を把握することが極めて困難と認められるものは取得原価を記載し毀損の状況に応じて必要な引当を行っています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表にその旨記載することとしています。DISCLOSURE 2015 075