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概要

disclosure2015

事業の概況(平成26年度)■事業の概況(平成26年度)■全般的概況平成26年度のわが国経済は、前半は4月の消費税率8%への引き上げに起因した個人消費の落ち込みなどにより「景気後退」となりました。その後、個人消費や設備投資の持ち直しなどにより四半期別実質GDP成長率は3期ぶりに0.4%のプラス成長となったものの、地方では景気回復を実感できず、経済成長優先のアベノミクスによる都市部と地方との格差の拡大が懸念されています。農業面では、農業生産基盤の弱体化に歯止めがかからず、安全・安心な国産農畜産物の安定的な供給への影響が懸念されています。TPP交渉は、JAグループとして、政府・与党等に対し農畜産物主要5品目除外など国会決議の遵守を求める活動に取り組んでいます。また、農業・農協改革をめぐる情勢は、政府・与党の主導による農協法改正関連法案に関する議論が行われ、JAグループでは、「農業者の所得増大」、「農業生産の拡大」、「地域の活性化」を基本目標とする「JAグループ自己改革」を策定し、食と農を基軸として地域に根ざした協同組合の確立とJAグループの社会的評価の向上に取り組みました。当JAは、「第4次中期経営計画」に設定したビジョン「組合員・地域のみなさまからの信頼度・満足度、地域No.1になる。~私が好きなJAはみんなが好きなJAへ~」の実現に向けて、組合員・地域の皆さまとの「つながり」を強化するために、「外に向かって」をコンセプトに掲げて「まず出向く」ことを最重要実践事項として各事業に取り組むとともに、ファーマーズマーケット「讃さん広場」のオープン、全店舗でのCS改善活動の実施、香川県JAグループ感謝祭・各地区でのJAふれあいまつりの開催などにより親近感と信頼感の向上に取り組みました。また、「経営管理の高度化」に取り組み、平成26年度事業計画で定めた事業取扱高目標の達成に向けた取組みを行いました。この結果、経営収支は、事業総利益が信用事業、共済事業で事業計画目標を上回ったものの、購買事業、販売事業で事業計画目標を下回ったことから、全体では269億円となり、前年度実績、事業計画目標とも達成できませんでした。しかしながら、事業管理費も事業計画対比で減少したため、事業利益は20億円、当期剰余金は18億円と、ともに事業計画目標を達成しました。平成27年度は、「第4次中期経営計画」と「営農振興3ヵ年計画」の最終年度にあたることから、次なる3ヵ年の成長に繋げるべく、役職員一丸となって組合員・地域の皆さまに信頼され心から満足いただける「信頼度・満足度、地域No.1」のJAを目指す取組みを継続してまいります。■信用事業●貯金貯金については、「JA香川県誕生15周年記念定期貯金」を発売するとともに、各種キャンペーンと連携した貯金商品の発売、年金受給者の方を対象としたキャンペーンを展開し、個人貯金残高の伸長に努めました。また、「JAバンクCS改善プログラム」及び「1支店1アイディア運動」を全支店で実施し、組合員や利用者の皆さまの満足度の向上に向けた取組みを行いました。この結果、平成26年度末の貯金残高は1兆6,104億円(前年対比101.3%)の実績となりました。17,00016,00015,00014,00013,00012,00011,00010,000個人貯金1,86213,172貯金残高推移その他2,06813,821(単位:億円)2,05114,052平成24年度平成25年度平成26年度008 DISCLOSURE 2015