ブックタイトルたかまつらっこ2021
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たかまつらっこ2021
いざという時の非常口だよ!高さが低い家具にしよう。災害に備える 南海トラフを震源域とする最大クラスの地震が発生した場合、高松市の最大震度は6強と言われています。震度6強では人は立っていることができず、固定していない重い家具のほとんどが移動したり転倒したりする状況です。多くの市民が被災し、避難所生活となる可能性があります。ここでは、高松市の防災の現状について知り、子育て家庭がどのような備えをすればよいか、考えていきましょう。乳幼児がいる家庭の防災とは非常用持出袋大災害への心構え● 自宅がある地域の被害想定を調べよう「香川県地震・津波被害想定」 最新の知見をもとに、震度分布や津波浸水等を推計したものです。香川県HP及び高松市HPから閲覧できます。「防災マップ(高松市)」 地震、津波、高潮、台風などについて、市民が必要とする防災情報、避難所一覧を掲載しています。市役所などで配布しているほか、高松市HPから閲覧できます。● 最低3日間程度(出来れば1週間分程度)は自宅で生活できる備えを! 大きな災害時にまず優先されるのは、人命救助です。食料や毛布など、救援物資が配布されるのは、そのあとになります。もし自宅が安全であれば、無理に避難所に行くのではなく自宅で生活するのも選択肢の一つです。数日間は、自分たちで備蓄しておいた食料や水で生活しながら、電気・ガス・水道などのライフラインが復旧するのを待ちましょう。お問い合わせ 高松市危機管理課 ?087-839-2184 (平成27年改訂版)住まいの備え● 家の中の安全確保 阪神・淡路大震災など過去の大地震では、倒れてきた家具による圧死や窒息死で多くの命が失われました。まずは家の中を安全な空間にしましょう。安全な空間とはものが倒れてこない、飛んでこない、動いてこない場所です。自分の家族を犠牲にしないために、家の中の安全対策を行いましょう。 家族を地震被害から守るためにやっておきたいことは、家屋の倒壊を防ぐことと、家具類の転倒・落下防止を行い安全を確保することです。家具や家電を固定して倒れないようにするたんす・食器棚・本棚など背の高い家具や、テレビ・冷蔵庫など大きな家電は、専用のL字金具やチェーンなどを使って固定しましょう。避難できるように備える工夫玄関 集合住宅の場合、唯一の非常口になります。ベビーカーや子ども用自転車、子ども用くつ入れなどが、扉の開閉を邪魔しないように、置く位置を工夫しましょう。家の中でケガをしない工夫窓ガラス 強い揺れで割れることがあります。飛散防止フィルムなどで割れても飛び散らない対策を。食器棚 扉にロックをつける。食器の下に耐震マットを敷く。寝室や子どもが昼寝をする部屋の安全をはかる就寝中に家具や大型家電の下敷きにならないように、寝室の家具は最小限に。昼間、子どもが寝る場所も、物が倒れてきたり落ちて来たりしないかチェック。32事故・防災