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概要

たかまつらっこ2021

食べることは 乳幼児期からの食育生きる力赤ちゃんにとって初めての食事であり、かけがえのない栄養となる「母乳」。 母乳の量・味はお母さんの食事に大きく影響されます。おいしい母乳のための食事のポイントを紹介します。糖分と油、香辛料やアルコールは控えめに。 糖分の高いもの、油っこい食事、香辛料を多く使った味付けは、母乳の味を悪くします。アルコールも授乳中は我慢しましょうね。甘いものや高カロリー食品は乳腺炎の原因にもなるので、食べる場合は控えめに。“旬”のものを頂く。 旬のものは栄養満点でしかもおいしい! 素材の味を生かした薄味でおいしく頂けます。野菜・海藻類は、赤ちゃんの強い味方です。 野菜や海藻類のミネラル・ビタミン類は赤ちゃんの発育に欠かせません。脂肪分の少ない食事を心がけましょう。 冷えると固まるような動物性脂肪や、こってりとした洋食は、乳腺のつまりの原因となります。おすすめは、なんといっても和食! 豆腐・納豆やじゃこ・干物などを上手に活用しましょう。水分はたっぷりと。 母乳の88%は水分なので、不足すると出にくくなります。お母さんは意識して水分補給しましょう。糖分やカフェインを含まない水かお茶が最適。温かい飲み物は血行を良くするので、野菜がたっぷり入った具沢山のお味噌汁やお吸い物は、おすすめです!おいしい母乳のためのお母さんの食事離乳食を楽しみながら進めよう● 豆類(納豆、豆腐、油揚げなど)● 根菜類・葉もの野菜● 海藻類(わかめ、昆布、ひじきなど)● お菓子は和菓子をお楽しみ程度に● 筍などアクが強いもの● ケーキなど甘いお菓子全般● アルコールやカフェインを含む飲み物● たばこ 「離乳食」は大人の食事への架け橋です。赤ちゃんの体調や気分によって食べたり食べなかったり、ちょっとしたきっかけで食べる量が変わったり。個人差も大きいので不安になる親もいますが、赤ちゃんの反応をみながら徐々に進めていきましょう。5~6か月頃7~8か月頃9~11か月頃12~18か月頃離乳食の回数1日1回 1日2 回1日3回1日3回授乳回数赤ちゃんが欲しがるだけ● 母乳は欲しがるだけ● ミルク1日3回程度● 母乳は欲しがるだけ● ミルク1日2回程度離乳の完了は赤ちゃんのペースに合わせて調理形態初めて食べさせる食材は、食べた後子どもの様子をよく観察する。いろいろな味や舌触りの食品を試してみる。家族と一緒に食事は楽しいという体験をする。手づかみ食べで、自分で食べる経験を積む。ポイントなめらかにすりつぶしたもの舌でつぶせる軟らかさ歯ぐきでつぶせる固さ歯ぐきでかめる固さ肉だんごくらいポタージュ状豆腐くらいバナナくらい★ 量はあくまでも「目安」です 赤ちゃんにも「食べたいとき」と「食べたくないとき」があります。また、その日の体調によって食べる量は異なります。赤ちゃんの様子をみながら、決して無理強いしないように。★ 12~18か月頃の「手づかみ食べ」を大切に 「手づかみ食べ」は、赤ちゃんが自分の目で食べ物を確かめて、手指でつかんで、口まで運び口に入れるという、目と手と口の協調運動です。食器やスプーンを使えるようになる前段階に必要な動作なので、大いに経験させましょう。★ 授乳から離乳へ 離乳食を始めても、食事だけで栄養がとれるようになるまでには時間がかかります。また、離乳となると栄養面だけでなく、心身の状態も整わないと難しい面があるので、焦らずに赤ちゃんのペースに合わせましょう。★ 汚れるものと割り切って、予防策を 食卓の下に新聞紙かビニールシートを敷いておき、食べこぼしても良いようにすると、後片付けもしやすいです。母乳をおいしくする食べ物母乳に良くない食べ物・嗜好品2019年3月公表 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」を参考に作成24子どもの健康