ブックタイトルTAKAMATSU ART LINK 令和元年度報告書
- ページ
- 18/44
このページは TAKAMATSU ART LINK 令和元年度報告書 の電子ブックに掲載されている18ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは TAKAMATSU ART LINK 令和元年度報告書 の電子ブックに掲載されている18ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
TAKAMATSU ART LINK 令和元年度報告書
ARTIST PROFILE障害福祉サービス事業所 あゆみ園 ×山端 篤史(造形作家)山端 篤史/YAMABERI atsushi香川県生まれ。2009 第1回香川県文化芸術新人賞受賞、2016 LAND SCAPRE 徳島彫刻集団と香川との交流/高松市塩江美術館、徳島LED アートフェスティバル2016 /徳島市様々な素材を使用し多岐にわたる表現をおこなう。内容も造形物もその時々のインスピレーションを核としていて、一見するとバラバラな表現にも見えるが、作品を媒介物と考えコミュニケーションを図ることを主旨に制作を行っている。link063年目のあゆみ園今年は熱烈な要望もあり「妖怪」をテーマに一年間制作することとなりました。妖怪と決めたものの、ボクには「水木しげる?鬼太郎?妖怪ウォッチ?」くらいの知識しかなく、どうしたものかと色々試行錯誤の日々でした。まずは、雲みたいなもくもくした、とらえようのない物体を描いて,その絵に手足を描き、目を付けて、不思議な生き物(妖怪?)を作り出すことから始めました。オリジナルの妖怪を作り出すのに何かピンとくるものがなく、その前後に資料を見ながら、悩んでいました。目の前で皆さんが描く不思議な生き物の方が、オリジナルのような生き生きとした魅力を感じたので、これを発展させることにしました。最終目標は「妖怪大行進!」妖怪化面を作って遊んだり、長~い紙に描いて絵巻を作ったり、そして昨年から動きだした陶芸の作品制作と、ホントに一年間妖怪だけで突っ走りました。同じテーマで一年間制作を行うことはアートリンクに関わるようになってからは初の試み。その都度、色の塗り方や造形の方法などの新たな発見や進展が手に取るように分かり、メンバーの皆さんと共にボクも少し成長できたような感じがしました。この経験を更なる表現の材料にし、もっともっと楽しくあっと驚く作品づくりが出来る!そんなポテンシャルを感じた一年でした。17 | | 18