ブックタイトル高松市障がい者アートリンク事業 平成30年度報告書

ページ
34/44

このページは 高松市障がい者アートリンク事業 平成30年度報告書 の電子ブックに掲載されている34ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

高松市障がい者アートリンク事業 平成30年度報告書

「はじめまして!1年間、絵なんかを描いたりして皆さんと楽しくやっていきたいと思います。よろしくお願いします。」多分こんな感じで始まったと思います。前年度まで体全体を使ったLive的な音楽活動を行ってきた皆さんと、ほとんど動きのない僕の活動とは全く正反対なので、正直なところどうすべきか?考えても答えが出ないまま当日を迎え、挨拶くらいはインパクトを!と意気込んだけど普通なことしか言えませんでした。それにくらべメンバーの皆さんは元気MAX!「さすが!」と圧倒されてしまいました。link11障害福祉サービス事業所ワークプラザ・たんぽぽ×山端篤史(造形作家)数回絵を描いたりした後、最初に受けた元気よさとエネルギッシュさ、そしてLiveで鍛えられている対応力を最大限に生かして何かできないかと考え、はっきりと内容が決まっていないプログラムをできないかと思いつきました。綿密な準備や計画をあまり行わず、短時間でカリキュラムを決め材料だけ持ってその場で方向性を探る。僕自身も何となくの完成予想だけしか知らないまま進めていく、まさしくLive的感覚で制作できれば、皆さんのエネルギッシュなものが発揮できる感じがしました。少し実験的な要素が多いですが数回トライしてみて、いい感じ!と思ったのは、秋の紅葉を紙で造形制作した回と年賀状を紙版画で制作した回だったかと思います。完成がぼんやりとしか見えていないので、その場で試行錯誤してすすめていきます。紙は手で切るのが良いのか?はさみが良いのか?などなど、その手探りの中でも一人ひとりの得意な手法や好きなことが発見することができました。最後には完成の大きな喜びを、僕を含めて皆さんと共有でき、表面的にはあまり動きがありませんが、心が動く、そんな活動ができたかなと思いました。1年間様々なことをやりましたが、題材は通して季節を感じられるものでした。ですから、最後の作品も「四季」をテーマに目一杯大きい作品を制作します。33 | | 34