ブックタイトル高松市障がい者アートリンク事業 平成30年度報告書

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概要

高松市障がい者アートリンク事業 平成30年度報告書

こがものみんなの「握る・押す・引っ張る」など得意なことが、作品テーマに大きく影響してきました。一人ひとりの意思や可能性を最大限の力で活かせる方法や見せ方を、スタッフの皆さんと何度も打ち合わせを重ね、制作を進めてきました。多種多様な古着を集め、パンチで穴を開けてから服同士を編み上げてみたり、帯状に割いて組み直してみたり。そしてまた新たにペイントしていく。そんな繰り返しのなかで、個々が持つ技術は高まり、古着にも新しい使い道が生まれてきたように感じました。昨年ペイントして劇の背景画として使用した約150mの大きなテキスタイルを、日常生活に使用できるクッションにしたり、衣装や小物としても再利用して、みんなで撮影会も楽しみました。11 |link03障害福祉サービス事業所クローバーハウスこがも×松岡美江(美術家)ARTIST PROFILE松岡美江/MATSUOKA mie1985年香川県生まれ。神戸女子大学家政学部卒業後、Central Saint Martinsで学ぶ。壁のない日常の延長線上に芸術はあると考え、1年を通して各地域に足を運びながら、場所が持つ記憶と向き合い、人と衣食住との関わり合いや日常の素材を通して、主に縫う・編む・織る等の技法と、人が持つ技を掛け合わせながら地域の想いを編んでいる。他、毎週1回子どもたちと様々な表現活動をする高松市芸術士派遣事業に参加している。| 12