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概要

アイパル通信(2018年 1月号)

 初めまして!私の名前はジョナサン・マッカーリーです。昨年の8月、アメリカのテネシー州メンフィス市から国際交流員として、香川県に来ました。テネシー州は蒸し暑い夏の期間が長く、冬の期間が短いところです。また、カントリーミュージックの中心地としても知られ、エルヴィス・プレスリーなど、たくさんの有名な歌手を輩出しています。そして、メンフィスではバーベキューが人気で、たくさんのバーベキューレストランがあります。 私は幼い頃から日本のことに興味があり、小学生の時も、ポケモンやドラゴンボールなどの英語版アニメをよく見ていました。だんだん日本に対する興味が強くなり、大学に入学してから国際ビジネス学を専攻しながら、日本語の勉強も始め、大阪にも2度留学しました。便利でサービスも良く、人も親切な日本での生活は、私にとってすばらしい経験で、終わってから「あぁ、短い滞在だったなぁ。この国に住みたい!」と思いました。帰国後、フリーで翻訳の仕事をしていましたが、友人からJETプログラムの存在を聞いてすぐに応募し、縁あって香川に来ることになりました。香川での滞在はまだまだ短いですが、とてもいいところだと思います。豊かな自然や美味しい料理、優しい人々がいっぱいです。都会に比べて生活のペースがゆっくりしているところも自分に合っていると思います。私はアウトドアでの活動が好きなので、休日には香川の美しい景色を見ながらハイキングやジョギングを楽しんでいます。これから、国際交流員としてたくさんのイベントなどに参加し、香川県の皆さんともっと仲良くなりたいと思います。また、香川の存在と魅力をより多くの人たちに知ってもらえるよう、活動していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ブラジルでは、大晦日の夜に家族が集まって夕食を食べ、ともに新年を迎えるのが一般的です。日本のお節料理のようなお正月の特別な料理はなく、クリスマスと同様、グリルした七面鳥や豚のもも肉の燻製などを食べます。ブラジルの代表的な料理の一つ、「シュラスコ(肉を鉄串に刺して焼くブラジルのバーベキュー)」を食べる家庭も多いです。新年を迎える直前にはみんなでカウントダウンをして、年が明けたら、シャンパンで乾杯し、ハグをし合って新しい年を祝います。花火もあちこちで打ち上げられます。家族と新年を祝った後は、友だち同士集まり、朝までパーティーを楽しむ人も多いです。 ブラジルならではの習慣として、新年への願いを込め、「平和、清らかさ」を意味する白い色の服を着るというものがあります。そのため、クリスマスの時期には赤や緑で華やかに飾り付けられていたショーウィンドウは、新年を迎えるときには、白を中心にシルバー、ゴールドといった色に変わります。そのほかにも、「愛」を表す赤、「お金、富」を表す黄色などを下着として身につける人もいますが、これは特に女の人に多いです。 ブラジルのお正月は夏なので、海辺の町に出かけ、ホリデーを楽しむ家族も多いですが、新年を迎えるとき、浜辺で波打ち際に立ち、願い事をしながら波を7回飛び越えると願いが叶うという言い伝えがあります。地方によっては白や黄色の花を海に投げ入れる習慣もあるそうです。それで、大晦日の夜から元旦にかけ、ビーチでは、白い服を着て新年を迎えようとしているたくさんの人たちの姿を見ることができます。 私にとって今年は、ブラジル以外で迎える初めてのお正月でした。家族に会うことができず、少し寂しいですが、3月までの限られた時間に日本でいろんな人と出会い、友だちをたくさんつくりたいです。そして、研修機関でできるだけ多くのことを学び、日本語も上達させたいと思います。みなさんにとっても素晴らしい一年となりますように!新しく就任した国際交流員を紹介します!カルロス・アンドレ・デ・マットス・テェシェイラ出身地:ブラジル ベレン市研修期間:2017.8.9~2018.3.9研修科目:情報通信研修期間:情報通信交流館e-とぴあかがわ/香川大学工学部ジョナサン・マッカーリーアメリカ テネシー州出身趣味:運動、読書、ゲーム、買い物ブラジルのお正月紹介!今回は、新年にちなみ、ブラジルのお正月の過ごし方について香川県海外技術研修員のカルロスさんに紹介してもらいます。アイパル通信 2018.1 7