ブックタイトル高松市障がい者アートリンク事業

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概要

高松市障がい者アートリンク事業

クリエーション/好きな食べ物をダンスにクリエーション/絵をダンスにお天気の良い日だったので外で何かしたいねと施設に向かう。草花が気持ち良さそうに咲いているいつもの扉を開けると「?」テレビを観ていて一斉にこちらをみる。「あれ?」「今日ダンスって聞いてない」「え?入って良い?」「いいよ?!おいで、おいで?」と優しい笑顔。優しい笑顔の一瞬に仲間になっているのを感じる。あたたかい。なんだかそんな日だったので、花の絵を書こうと提案する。同じ花をたくさん描く人、まずは人(多分自分)を描いて最後に小さな花を描く人、「花」をもじり「鼻」を描くユーモア、花の咲く風景を描く人。様々な花が広がる。お互いの絵を見せ合い、自分の花を身体でダンスに置き換え、問いかけに答えながら記憶の糸を紐解くように、ゆっくりとするするとダンスが生まれる。みんな違うダンスあたたかいダンス笑えるダンス泣けるダンスある日のワークで、みんなの好きな食べ物を聞いてみた。「うどん」「スパゲッティ」「パン」わ~、炭水化物好きなんだね~。「ハンバーグ」「リンゴ」「ドーナッツ」「ケーキ」「うな重」「ステーキ」うんうん!「うさぎ」えっ?あっ!ジビエ料理かおしゃれだな~。じゃあ、それをダンスにしてみよう!ということで、各自にダンスを考えてもらう。みんなで同じことをするのではなく、自分で考えるそれぞれひとりの時間。つくるのが得意な人、ちょっとアドバイスするとメキメキできる人、苦手な人、いろいろだ。最初こそ戸惑いが見えたものの、動き始めるとみじんの迷いも感じられない。なんて潔いいのだろう!!と感心してしまうほど素直な向き合い方。誰も真似することができないオリジナルのダンス。湯気がたっていい匂いがして、観ているだけで腹ぺこになってしまう。21